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ぶるとぱの日記

旧山奥で暮らす/バツイチ・孤独な女の生活

  

最高の季節、それは他人にとっても同じ事で、自分だけがこの空間を独り占めできるわけではない。
散歩に出かければ必ずと言っていいほど誰かに出くわすし、山道では何台もの車とすれ違う。

当然、近所の一家もやってきた。
子供がうるさいのは仕方がないとして、その両親はなぜいつも外であんなに大声で喋るのだろう。
あたかも常に二人は遠く離れた場所にいて、お互いの声が聞き取れないので、腹の底から声を張り上げているかのようであるが、もしこれが普通に喋っているのだとしたら、すごいとしか言いようがない。私には、どんなに頑張っても真似できない良く通る声。

私を痛めつけるのに凶器は不要だ。防音効果の低い集合住宅の中に閉じ込め、近所の生活音を延々と聞かせるだけでいい。それほどまでに他人の出す音が気になる神経質な人間である。騒音(生活音)・人の気配を避けることを住居を決める上で最も重要視する。生活に便利で、なおかつ騒音がない場所なんて―超高級マンションに住めるのでない限り―ないのだからどちらかは犠牲にしなくてはならない。
買い物が遠く不便なのは大変ではあるが、苦痛ではない。

別荘地は、冬は誰も住んでいなくて寂しくないのか、逆に近所の人が住んでいる方が安心するのでは、などということは全くなく、見渡せる範囲に人が誰もいない方がいい。

この一家がやって来るのは年に数回の事だ。長くてあと1週間の滞在だろう。
これぐらいは我慢しないといけない。
窓を全部閉め切って、音楽をかけて耐えるのみ。




 

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Author:ぶるとぱ




yamaokudekurasu
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