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ぶるとぱの日記

旧山奥で暮らす/バツイチ・孤独な女の生活

名前の由来  

私の名前はsuterusuterareである。
suterareはご存知の通り夫に捨てられたからだが、
ではなぜsuteruなのか疑問に思った方もいるだろう。

昨今は「断捨離」などが流行らしいが、私がまだ日本に住んでいた頃―
7年くらい前からだろうか、自分の中では捨てブームが起きていた。
『ガラクタ捨てれば自分が見える』 ―カレン・キングストン―
を読んで物に対する見方が変わった。

それまでどちらかといえばコレクター気質だった自分が
物を所持することが苦痛になったのだ。
断っておくがカレンは物は少なければ少ないほどよい、などと決して言ってはいない。
ただ自分の中ではどんどん物が減っていくのが快感だった。
終には、減らすこと自体が最終目的となってしまったのである。

このブームは一過性のものではなく私の中で習慣となっていった。
私がいつも「アレ捨てたい、コレ捨てたい」と言っている時、
元夫はどんな気持ちでこの言葉を聞いていただろうか。
「こっちこそオマエを捨てたいんだよ」この言葉が喉から出かかっていたに違いない。
モノを捨てているうちに夫こそがガラクタだと気づいて離婚した人の話を聞くが、
逆に捨てられたのは私ぐらいだろう。
一番のガラクタは自分だったという悲しい現実。

この山奥生活では意に反して物はどんどん増えるばかりである。
街生活では不要な工具・道具類・防寒用具・不安を解消するための物・・・
お金もないしもう買えないかもしれない、簡単には捨てられない。
動物が巣にいろいろな物をせっせと運び込むように、
自分の周りを物で満たして安心する。
「捨てる生活」などいつでも物が買える豊かな生活が基盤にあってこそ成り立っていたのだ。

かと言って、私は捨てることを諦めたわけではない。
雪解けとともにこのログハウスと物置に残された膨大な量の不用品の処分をしなくてはならない。
これらがなくなった時こそ、ここは完全に私だけの城となりえるのだ。




 

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カテゴリ: 片付け・インテリア


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Author:ぶるとぱ




yamaokudekurasu
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